転職して素直に感じたこと

転職して3週間が経ち、新しい環境もようやく慣れ始めた。一つのセクションを任されることになったり、そのプロダクトも自分にとって馴染みの深い物だったり、自分のキャリアにとって非常にプラスとなる状況だったのは間違いないと思う。

ただ、この「慣れる」までが色々大変だったので、これから転職活動する方や、転職が決まり新生活を迎える方を対象にシェアできればと思い、ブログとして纏めたと思う。不安を煽るわけではないが、その不安は過剰であることを伝えられたらと思う。

尚、転職の経緯については別エントリーに書かれているのでそちらを参照されたい。

アラフォーエンジニアが転職しました

電車通勤は意外と楽だった

もちろん転職前に、実際の通勤時間帯に新職場のビルまで移動してみるテストは済ませてたのだが、やはり「常態化」するとストレス溜まるのかなと思ったが、意外とそうでもなかった。

電車の中では座れる時・そうでない時があるけど、いずれにせよ電車内では音楽を聴くぐらいしかすることがなかったので、「ぼーっとする時間」としては最適だった。後でも触れるけど、「仕事のことを考えない時間」がすごくプラスに働いたのが、この通勤時間だった。

また、前職は職場と自宅が近かったので、朝はギリギリまで寝ていた癖があったけど、今は電車の到着時間次第で遅刻かそうでないか決まるので、かえって出勤時間が安定するようになった。

辛かったのがコントリビュート感のない日々

転職後のポジションにもよると思うが、もしエンジニアとしての転職だったら、配属後にPC設定して、環境構築、ジョインしたプロジェクトの既存ソースを眺めたり、構造理解とかで、すぐ楽しめる環境をマイペースに行けたと思う。

しかし、自分の責務はプロジェクトマネージャーだったので、まずは担当するプロジェクトの今までの経緯だったり、自社製品ベースのものなので、その背景の理解、また、マネージャーとして関係者の人間関係やコミュニケーション状況を知ることが必要だと感じた。

ただ、この情報が一元管理されているわけではなく、結構属人的だった為、忙しい人の手を止めるのも忍びないというストレスを結構感じた。

情報源の場所等は教えてもらったが、「確かに情報はあるけど……」、といった感じで、そこから推理・仮説・質問構築・誰に聞くべきか・等を考える毎日が結構キツかったのである。

そしてこの間、周りのプロジェクトはもちろん平常運転。「自分が居なくても回っている状況」が、余計に「貢献できてないなー」という思いを募らせてしまった。

最初の1週間は夕方頃になると、目眩が始まり、その体調変化が余計に「先行きを不安にさせる」という悪循環を引き起こしかねない状況だった。

不安は言葉としてアウトプットしまくった

よくある対処法だけど、愚直にやってみた。iPhoneメモに心境をテキストにしてみたり、後は妻に話してみたり、とにかく抱えている感情とその理由を愚直にアウトプットしてみた。

効果は結構あり、その行為の最中に不思議と不安感が消えていくのを肌で感じたのである。

結論として、引き継ぎ期間なので、少しずつ把握していく状況だから、その時を待つしかないと。あと、自分じゃどうにもならないことに関しては開き直る能力も必要なんだなと改めて感じてしまったのである……。

チームメンバーが優秀すぎて泣ける

配属されてから、あるセクションの開発チームのトップを任されることになったが、チームメンバーにとっては今までのマネージャーから代わる事になるので、「どうなってしまうんだろう?」と思ったに違いない。しかも、自分の直接の部下にあたるチームリーダーが優秀すぎて、「自分居なくてもいいんじゃね?」と思うぐらい恵まれたチームだと思う。

だから、自分がやれることは「それを維持するために、マネージャーとして配慮する」ことだと思った。現状は多分そのぐらいしかすることがない。

一般的には当たり前の事かもしれないが、体調崩しやすいメンバーがちゃんと朝一出勤してくれた時には、「来てくれてありがとう」と感謝したり、開発作業でオンスケで動いている状況も「オンスケ維持ありがとう」とメンバーに感謝の念を伝えている。今の時代、価値観も多様化しているので、あまり「それ当たり前じゃん」という概念が無くなって来たと思う。だから、チームワークの初心に帰り、「ビジネスゴールに向けてみんなで頑張っている」状況にマネージャーは日々感謝を表明すべきだと思った次第である。

まとめ

  • 周りとの空気感の違いは時間が解決する
  • 通勤時間は無心になれる
  • メンバーあってのマネージャーなので、常に感謝の念を
  • 自分じゃどうしようもないことは開きなおる

とりあえず、現状は「だんだん経緯関係が理解できてきて、面白くなってきている」ステージ。そして、チームパフォーマンスをもっと高めていって、プラスの循環を生み出していければと考えながら、これからも自分のミッションに取り組んで行きたい。

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