アラフォーエンジニアが転職しました

人生一度は雇用元を変えるのもアリかなと思い、転職することにした。よって、明日から新しい会社でお世話になる自分だが、40歳手前のエンジニアがどのような経緯で転職に踏み切り、実際に行動した事をここにシェアしたい。
もしかしたら、現場サイドにいるエンジニアが、将来管理者の立場に行こうと思った時に、一つの決断事例として参考にしていただけたら幸いである。

キッカケは新卒社員に伝えた言葉

旧職場は新卒で入社し、ちょうど15年勤めたことになる。その間に色々な経験をさせてもらった。エンジニア、開発リーダー、プロジェクトマネジャー、技術営業、顧客折衝、社内講師等……。特に社内講師は新人教育で「プロジェクト型演習」という項目で、講師を数回担当したことがある。講師をしている時は、もちろん職場内のワークフローの仕組みを教える事になるが、それとは別にコアコンピテンシー的な部分は特に会社から指定は受けていなかったので、自分が思うところを新人達に伝えたのである。それが、

 

どこに行っても通用する人材になってほしい

 

この言葉は「万能な人材になれ」というより、「今いる職場でしか通用しない人材にならないでほしい」という意味を込めていたと、今振り返って思った。

因みに、この言葉は自分がコミュニケーション系の社外研修を受けた時に、講師の方が言ったもので、かなり影響を受けたと自負している。

だから、自分は後進の人材に対して、メッセージを残しつつも、自分自身もそうであろうと意識して、行動していたのだと思う。

社外の状況が気になり始めた

それから数年間は、まず社外からの情報をたくさん集める事、自分が本当にやりたい事に関連する技術を磨こうと行動した。具体的には現在の本ブログのテーマにもなっている「コミュニケーション」だ。人材が離れる原因の大部分が「上司との人間関係」が挙げられる。だから、上司がその人間関係を意識してコントロールすることが大事なのではないかと思ったのである。

去年の夏ぐらいに、転職エージェントも利用し、自分の価値観、今までやってきたことを伝え、市場的に需要がありそうかチェックしてもらう事もやった。

結果的にはそのエージェントから紹介された企業と面談・面接を繰り返し、お世話になることになったわけだが……。

そして決断する

エージェントと相談した時は、まだ40前半ぐらいまでゆっくり考えても良いと言われ、自分も旧職場で転属・異動をする事でやりたい事ができるかもしれないと、色々行動していた。「どこでも通用する人材」と意識しながらも、基本は旧職場で自分の力が発揮できそうな場所を探していたのである。

しかし、自分に興味を持っていただいた企業と面談を重ねていくうちに、「転職もアリだな」と思うようになった。面談や面接では、自分の実績もそうだが、「チームを管理する」事に関する自分の考え方を嘘偽りなく伝え、それを認めていただいたのである。旧職場では、「そうは言っても現実的には…」みたいな反論で、あまり受け入れてくれなかった為、自分の中でより一層「転職」への意識が高まったのである。

そして去年の暮、旧職場での居場所探しは来年度も難航する方向に傾いた為、内定を承諾する決心をしたのである。

まとめ

  • 後輩達に伝えていたメッセージを有言実行したいと思った
  • エージェントを利用し、自分の市場価値をチェックしてもらった
  • 社内、社外拘らなければ、上司は「選ぶことができる」

転職までの流れで、要所要所で掘り下げたい事もあったが、今回は割愛する。また、別エントリーで詳しく書ければと思っている。

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